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令和7年度「いわて留学」(県外募集)についてー伊保内高校


1 入試概要

(1)実施学科

普通科

(2)募集定員 ※予定

2名

(3)検査日

令和7年1月28日(火)

(4)選抜方法 ※予定

調査書・志望理由書・作文・面接により選抜


2 学校生活について

(1)学習活動

 基礎・基本を中心に学習し、学ぶ喜びを体感しながら、進路目標を達成することができるよう配慮されています。
 第2学年から就職コースと進学コースに分かれます。就職コースでは共通科目の他に商業科目・家庭科目などを履修でき、情報処理検定や家庭科技術検定など多くの資格を取得できます。進学コースでは共通科目を中心に学習し、長期休業課外、添削指導など生徒個々の進路目標に沿ったきめ細かい指導が行われます。なお、両コースとも漢字検定や英語検定なども受験できます。
 また、「総合的な探究の時間」を活用し、生徒が「伊高むらおこし会社」の社員として活動しています。「伊高むらおこし会社」とは、高校生のアイデアで九戸村を元気にしてほしい、ビジネス体験を進路につなげてほしいとの思いから、令和3年2月に九戸村が設立したものです。昨年はゲーム開発、ドローン操縦や地域の特産品を使用し地元の業者と協力して商品を開発したり、イベント企画等で販売会を行ったりし、地域を盛り上げました。今年度は防災・復興学習を通して、地域の課題に向き合い、ビジネスプランを考案します。

伊高むらおこし会社の商品発表会

(2)特別活動

 生徒会活動では、生徒が主体的に文化祭やスポーツ大会などを企画・運営し、活気にあふれた活動をしています。
 部活動にも熱心に取り組んでいますが、特徴的なものとして、郷土芸能委員会による「江刺家神楽」の伝承活動が挙げられます。地元での行事に加え、様々な団体から依頼を受け、各地で演舞を披露しています。令和5年には、全国高総文祭鹿児島大会に岩手県代表として出場しました。
 昭和55年から続けている「九戸村地域子ども読書会」は、令和6年度で45年目を迎えました。九戸村内各会場で小学生を対象に「読み聞かせ・紙芝居・レクリエーション」を実施し、親の世代から子の世代へと受け継がれています。令和5年度には「子供の読書活動優秀実践校」として文部科学大臣表彰を受賞するなど、数々の賞をいただき、全国的にも高く評価されています。その他にも勤労体験学習や「声の広報」朗読ボランティアをはじめとするボランティア活動など、九戸村唯一の高校として地域貢献を目指して積極的に活動しています。

全国高総文祭鹿児島大会に出場した郷土芸能委員会

(3)留学生の活躍

 現在、「いわて留学」で入学した生徒が6名(3年1名、2年2名、1年3名)在籍しています。東京、茨城、長野、大阪と、出身地は様々ですが、それぞれが自分の個性を発揮しながら、忙しくも充実した生活を送っています。学習はもちろんのこと、部活動や郷土芸能委員会での活動に熱心に取り組んでいます。さらに、生徒会役員やむらおこし会社役員など、学校のリーダー的存在としても活躍しています。地元出身の生徒たちともうまく調和しながら、周囲に良い影響をもたらしてくれる貴重な存在です。

地元生徒も留学生もみんな仲良し


3 校外での生活について

(1)居住環境

 留学生が生活する住居は2か所あります。詳細については、九戸村役場のIJU戦略室に問い合わせてください。以下、概要を示します。

①九戸村共同住宅(学生寮)
 2階建てアパートタイプの個室になっており、現在5人が生活しています。ユニットバス・エアコン・IHクッキングヒーター・ベッド・洗濯機・学習机などが備わっており、Wi-Fiも無料で使用できます。1階の1室が食堂となっており、食事は、毎日朝食と夕食が提供されます(平日の昼食は学校の給食です)。休日の昼食はそれぞれになりますが、各室内で調理も可能です。
 学校までの距離は1.6kmで、徒歩で約20分、自転車で約10分です。
 1か月の費用は、食事代15,000円のみで、室料はかかりません。ただし、光熱水費は別途個人負担となります。

九戸村共同住宅

②ふるさとの館(宿泊施設)
 宿泊施設の客室(個室)を利用しており、現在1名が生活しています。お風呂・トイレ・水道・洗濯機は、館内の施設を共同利用します。部屋にはエアコン・ベッド・学習机などが備わっており、Wi-Fiも無料で使用できます。館内にあるレストランが食堂となっており、食事は、毎日朝食と夕食に加えて、休日の昼食も提供されます(平日の昼食は学校の給食です)。
 学校までの距離は3.2kmで、徒歩で約45分、自転車で約20分です。
 1ヶ月の費用は、室料・食事代・光熱水費込みで23,000円です。

ふるさとの館

(2)生活支援

 生活全般については、九戸村役場と地域おこし協議会の担当者が対応しており、通院する場合には送迎もしてもらえます。
 共同住宅では地域おこし協力隊の方が、ふるさとの館では従業員の方が、留学生の生活の見守りをしていますので、困ったときには相談ができます。
 留学生には村から電動自転車が3台貸与されており、留学生同士で譲り合いながら共同使用しています。

(3)地域とのつながり

 留学生たちは、地域の住民の方々とも交流しています。今年は、お花見やバーベキューパーティ、バースデーパーティなどが催されました。また、九戸まつりでは、地域の踊りを練習して、踊り手として参加したり、屋台のお手伝いをしたりしました。地域の方々からも親しまれ、頼りにされ、そして活躍している留学生たちです。

バーベキューパーティ
バースデーパーティ
九戸まつり


4 お問い合わせ

 ご不明な点は、副校長の玉田(たまだ)までお問い合わせください。
 岩手県立伊保内高等学校 電話:0195-42-3121