いわての復興教育スクール事業
7月8日(月)にいわての復興教育スクール事業として、宮古市田老町で震災学習を行ってきました。
復興遺構たろう観光ホテルでしか見ることができない、津波が町を襲う瞬間の貴重な映像を見ることが出来ました。私は岩手で育ちましたが、東日本大震災で津波の被害や大切な人を失ったりした経験が無く、自然災害は恐ろしいものだとわかっていても、これまでその規模を実感できませんでした。しかし、今回の復興学習で見た動画で、津波が迫る恐怖を実感しました。大切な人や顔を見知った人が目の前で波に呑まれてゆく無力感や恐怖、悲しみは計り知れないものだと思います。自然は私たちを包み込み、恩恵をもたらしてくれますが、襲いかかってくる時には容赦がありません。このような災害から命を守るため、また大切な人を失わないため、日頃からいざという時のために話し合い、周りの人に伝えることが大切だと改めて感じました。
田老町の「どこにいても5分〜10分で避難できるようになっている」という特徴的なまちづくりに感動しました。実際に避難道を歩いたときにかかった時間は4分27秒でした。また、避難道には階段だけではなくスロープも設置されていまいた。足が不自由な方や体力のない方でも安全に避難をすることができるという工夫に、震災の教訓が生かされているのだと感心しました。
生徒会執行部2年